Top > その他 > 【LIVE A LIVE】
HTML convert time to 0.017 sec.


その他/【LIVE A LIVE】

Last-modified: 2017-09-07 (木) 15:56:56

あの世で詫び続けるRPG


概要 Edit

1994年9月2日に発売されたSFC用ゲームソフト。タイトルは『ライブ・ア・ライブ』と読む。
ディレクターは時田貴司、シナリオライターは時田と井上信行


この作品は元々コロコロコミックの企画が発端で、小学館の協力の元に作られており、初期の7つの編(原始・幕末・功夫・西部・現代・近未来・SF)のキャラクターデザインは青山剛昌(名探偵コナン)や小林よしのり(おぼっちゃまくん)など、当時小学館に所属していた7人の漫画家たちが担当していた。
作曲も、当時カプコンからスクウェアへ移籍したばかりのストIIを手掛けた作曲者下村陽子(後にキングダムハーツなども担当)を迎えるなど、豪華なメンバーが集まっていた。
…のだが、発売時期的にFF6クロノトリガーの陰に隠れてしまい、当時のスクウェアの中ではマイナーな部類に属する作品となってしまっている。

  • 7人の漫画家の方も先に挙げた二人以外は中堅作家でこっちも割とマイナー。
    田村由美は少女漫画の方なので男性への知名度は低いが、長編作家ということもあって女性への知名度は結構ある。

タイトルロゴは"A"を境に鏡映しに【LIVE A ヨVI」】のようになっている。
また、"LIVE"(生)を逆に綴ると"EVIL"(悪)になる。中世編や最終編辺りと絡めて深読みするのも一興か。


バーチャルコンソールでの復刻も長らく待ち望まれていたが、7人ものマンガ家と小学館の権利が絡んでいるので、困難だと思われていた。

  • なお、最近もiTunesでサントラが復刻配信される、特別企画でノベライズ短編が作られるなど、権利関係は複雑なもののスクエニから忘れ去られていた訳ではなかったようだ。
    • スクエニというより時田氏にとって、FF4同様、我が子に等しい作品だろう。むしろ、FFシリーズの名を冠していないこちらのほうが、本当の意味での我が子かもしれない。
    • 未だに各種インタビューの際の時田氏の代表作の紹介に、FF4と半熟英雄と並んで「ライブ・ア・ライブ」の名前が出ているのも、LALファンとしては嬉しい限りである。
    • サントラCDの方は2012年5月に復刻発売された。限定攻略本「公式ガイドブックLimited Edition」収録曲もボーナストラックとして復活している。
  • その後、発売から20余年の2015年6月24日からついにWii Uのバーチャルコンソールで配信が開始された。
    【視聴覚室】
    WiiU版VCのダイジェスト映像
    • これに伴い、FFL 時空ノ水晶やホーリーダンジョン等スマートフォンゲームとのコラボも大々的に行われた(FFL関連は後述)。
    • リメイクされていなかったのはデータが揃わなかった為。このことはニンドリ2015年9月号で時田が語っていた。
    • 2016年11月28日、New3DS版のバーチャルコンソールが配信された。

ライブ・ア・ライブのWiiUでのVC配信および発売20周年を記念して、2015年6月30日から7月7日までの期間限定で『ファイナルファンタジーレジェンズ 時空ノ水晶』に本作の中世編の主人公「オルステッド(オディオ)」がボスとしてゲスト出演。
さらに、期間中に出現するイベントクエストに参加することで、コラボ限定の召喚獣の力を宿した幻石「ピュアオディオ」を手に入れることができた。
BGMとして「LIVE・A・LIVE」「魔王オディオ」「MEGALOMANIA」も使用。


FFなどでは描かれない「善」と「悪」の対極性と表裏一体性を描いている作品。その最たるものが中世編。
演出が細かく作りこまれており、燃える展開・ギャグといったものも忘れていない。

  • この「善」と「悪」の表裏一体性は LIVE A ヨVI」 というタイトルロゴにもよくあらわれていると言えるだろう。
    人間の「生(LIVE)」と、人生を送る上で必然的に発生してしまう人間の「業(EVIL)」を描き出した作品が『LIVE A ヨVI」』なのである。
    • そのせいか、全編のラスボスはとても「悪」とは言い切れない存在が多い。
      中世編・最終編は言うに及ばず、幕末編も当時の情勢からすればひとつの手ではあるし、近未来編・SF編・西部編の奴らは理不尽を押し付けられた側の存在である。
      • 一方で、功夫編や現代編のラスボスは欲望に赴き周囲を不幸にした純然たる悪である。しかし経緯を見るとある意味「主人公もこうなってしまうかもしれない」存在ともいえる。こういった表裏一体・負の感情や業に抗う葛藤もまた本作の魅力であろう。そして最終編に一連のテーマが集結している。

FFと関連する要素 Edit

ここでは、極力FFと関連する事項を説明するだけに留める。

各編共通のシステム・イベント Edit

手持ちの装備品の中から最強の物を自動的に選んで装備してくれる「勝手に装備」というコマンドがある。
FFの「さいきょう」コマンドに相当するが、攻撃力・防御力の高さだけを考慮して選ぶ(能力ボーナスや耐性は考慮しない)。正直FFより使い勝手は悪い。


幕末編、功夫編、現代編、近未来編の主人公には漢字で名前を付けることが出来る。
一通り揃っているように見えるものの、こだわる人にとっては使える漢字のラインナップが絶妙に不足していて、どこか必殺剣を彷彿させてしまう。

  • 例えば、功夫編で「北斗神(拳)」を入力しようにも「斗」がなかったりする。

太古の昔よりはるかなる未来まで、平和なる時も混乱の世にも、あらゆる場所、あらゆる時代で悲惨な目に遭うワタナベ親子にはなんとなくビッグスとウェッジに通じるものがある。


時田氏が手懸けた半熟英雄からのネタもある。

  • また、本作品の発売後に制作された3,4作目の半熟英雄にも本作品のネタが登場する。

戦闘で敵のリーダーを倒すと、手下が自動的に全滅する「ブレイクダウン」というシステムがある。
FF6のダダルマーエアフォースロマサガ2 の運河要塞の門などと同じシステム。
後にクロノ・トリガーにも引き継がれた。


バトルシステムはバンダイの「ファミコンジャンプ2」と類似している。

  • そのためそれを捩って「スーファミサンデー」と揶揄されることも。
  • バトルシステムはトレジャーハンターGに受け継がれた。
  • 余談だが、ファミコンジャンプ2のプレイ動画をニコニコ動画等で視聴していると、『まじかる☆タルるートくん』のエリアにたこ焼き屋のまっつぁん(本名:浪速松五郎)が出て来るシーンにて「通りすがりの‥‥たい(たこ)焼き屋サンよ!」「(そうだろ 松ッ!!)」といったコメントを見かけることがあるが、これは近未来編に登場するたいやき屋の無法松(本名:マツイケンイチ)やその弟分であるアキラの台詞にあやかったものである。

TFFCCのDLCで、2015年2月18日より本作のボス戦BGM「MEGALOMANIA」がBMSとして配信された。


どんでんがえしの中世編ばかり話に上がるが、他の七編も実験的試みが多いのでぜひ体験してほしい。


特定の攻撃に対してカウンターを発動させるのはFFシリーズによく似ているが、「味方側もただの攻撃によるカウンターではなく、多種多様な技でカウンターできる」のが新鮮。味方がコレを使いこなすとどれだけ凶悪かよくわかる。

幕末編 Edit

野村絵師もスタッフとして参加している。
しかし、グラフィック関連ではなく「土佐弁監修」としてである。


本作の幕末編には「魔神竜之介」と「岩間さま」という2体の隠しボスが登場するが、この2体はFF5の神竜オメガをモデルにしたとの説がある。
以下に列挙したような要素が、FF5のそれらと酷似しているのが主な理由。

魔神竜之介に関して

  • 幕末編最強の武器ムラマサを守っている。神竜は最強の武器ラグナロクを守っている。
  • 名前に神竜の文字が入っている。
  • ボス戦の音楽が流れる。神竜と同様。
  • 破道法という技を使う。オメガも波動砲を使う。

岩間さまに関して

  • お堀の中を泳いでいる。オメガはダンジョンの一つの場所を徘徊している。
  • 名前を音読みすると「ガンマ(Γ)」と読め、オメガ(Ω)と同じギリシャ文字である。
    ただし攻略本では2冊とも読み仮名は「いわま」となっている。
  • 雑魚戦の音楽が流れる。オメガも同様。
  • 水呼びという技を使う。神竜も同様のコンセプトのタイダルウェイブを使う。

類似する特技に関しては、それぞれ使用者が入れ替わっているという違いがある。
このボスに関する開発スタッフからの見解などは特にない(はず)が、ここまで似ていると無関係とは到底思えない。
と言うかもはやユーザーの間では定説である。

  • 近年開発スタッフのtwitterより、「岩間様は最初御目我(おめが)様だったのだが、FF5ではなくFF6に合わそうという判断により岩間さまになった」ということが判明した
  • なお、本編とは無関係で戦う必要はなく、それぞれ幕末編のラスボスよりも強い。

さらに魔神竜之介の隠し部屋を反対側に進むと、「小判くれ壺」という喋る壺がいる。
いきなり小判を要求してきて、一定枚数入れると技を覚えられるというイベントで、FF6のエボシ岩の洞窟にいたサンゴのかけらを欲しがる宝箱を彷彿とさせる。
少しだけあげても無駄で、一度に大量にあげなければならないのもFF6と同じ。


岩間さまは「水神のウロコ」というアクセサリを落とすが、後のFF7やDFFにも似た名前の「水神様のうろこ」が登場している。
当然SFCのこの作品のほうがPSやPSPのFF7やDFFより先ではあるが・・・。


ゲーム雑誌に掲載分として有名なのが、幕末編の抜け忍の末路(追っ手を切り抜けても最後は死ぬ)である。


異様に隠し要素が多く、初プレイではその半分ほどしか気付かないだろう。
「ニューゲーム時のカーソルに合っているこの話から遊んでみよう」という初心者をどん底に叩き落としてくれる。
攻略本に載っておらず、発売から実に11年後に2chスレの有志達によって条件が確定され、広く知られるようになった「けっこんおめでとり〜」なるイベントもあったりする。
薬師バグを彷彿とさせる。


カネサダコテツムラマサも登場。
「ヨシユキ」という刀も登場するが、これは陸奥守と元ネタは同じである。

  • また防具として源氏シリーズ源氏の鎧小手・足袋が登場。ゲーム内でもトップクラスに強力な防具であり、最終編でも強力な防具として入手できる。
  • 消費系攻撃アイテムとして風魔手裏剣も登場。

幕末編の主人公は、敵の使った特定の技を自分のものにできるという、ラーニングの様な能力を持っている。


FFレジェンズのマトリクス側の開発室にて「ありあり」なる忍者が登場。
元ネタはライブアライブの幕末編に登場する「五忍者」。
さらには使用する技も幕末編主人公「おぼろ丸」の技である。
FFでライブアライブネタが出るのはもしかしてこれが初めて?

  • 五忍者自体が、半熟英雄2作目のゴニンジャーのセルフパロディだと思われるので、それも含めての「時田作品としてのネタ」か。

功夫編 Edit

チャン・リン・シャンというメーガス三姉妹をモチーフにしたようなボスが登場する。

  • 三姉妹をモチーフにしたボスの3人の中にちょっと残念な奴が1人混じっているというのもしっかりリスペクトされていたりする……。
    • というか美女2人の中に残念な奴が1人紛れてこそのメーガス三姉妹では?
  • 因みに「チャン・リン・シャン」というフレーズはライオンから発売されたリンスインシャンプーのキャッチコピー「ちゃんリンスしてくれる シャンプーです」の略。

功夫編には幕末編、現代編とは逆に主人公が弟子に技を繰り出して、弟子にその技をラーニングさせていくイベントがある。


TFFCCのDLCで、2015年3月18日より功夫編テーマ曲「鳥児在天空飛翔 魚児在河里游泳」がFMSとして、それぞれ配信された。

SF編 Edit

ベヒーモスが登場。強いなんてもんじゃない。触れるだけで即死する。

  • 後にベヒーモスの視点からSF編を描いたライトノベルも書かれた。

SF編は音と明度の扱いがかなり練られており、シナリオやベヒーモスと相まって初見では普通に怖い。


目立たないパロディとしては、SF編におけるレイチェルがあるかと。
FFの方ではレイチェルが死んで恋人のロックがその死体を偶然にできた秘薬で生きているかのように保存していたが、こちらの方ではレイチェルが死んだ恋人のカークの死体を持ち出して自分の部屋で生きているかのように接していた。

現代編 Edit

現代編は発売当時、一大ブームになっていた格闘ゲームのノリを再現している(対戦相手の選択画面とかまんま格ゲーのキャラ選択)

  • ちなみに作曲の下村陽子氏は本作以前にはカプコンに在籍しており、まさにその格ゲーブームの開祖と言える「ストリートファイターII」の楽曲の殆どを手がけていた。ある意味で現代編はセルフパロディと言えなくもない。

現代編の主人公、高原(たかはら) 日勝(まさる)は「森部のじーさんの奥が!」という台詞を発言する。
……明らかに誤字であり、実は数ヶ月前発売されたFF6にて、「たわごとなど、ききたくないわ!」で有名なバルガスが「自らあみだした奥技!」とLALに先駆けて発言している。

  • なお正しい字は「奥義」。
    もっと言うと、そのも「でも主人もあなたに奥技を残せて思い残すことはないでしょう」とミスしている。
  • 余談だが、この高原は「奥技」という痛恨の誤字の他にも、バグか仕様かレベルアップしても知力という魔力に相応するパラメータがずっと25のまま増加しないことから、ファンの間では「知力25」という名称で愛すべき馬鹿キャラとして浸透してしまっている。
    • これの数値が低いと状態異常攻撃を回避出来ないので、装備などで補強しないとあっという間にお荷物になってしまう。
    • 因みに初期レベルに限っては彼より知力が低いキャラもいくつか存在する。あのオルステッドさえも序盤での知力は高原のそれより低い。
    • 最終編にてキューブを仲間にする為のアイテム「バッテリー」を「なんかの部品」という何とも言えないアイテム名で表現する、他のキャラを主人公にして彼を仲間にしようとすると非常時にもかかわらずのんきに筋トレをして過ごしている、近付くとほぼ戦いを申し込んでくる、ラスボスへの説得や仲間との別れの挨拶がどうもズレている等、本当に当時のスタッフの手によって脳筋として特徴付けられていたのかもしれない。
      • ただし、バッテリーの件に関しては、「1994年当時の人間に例えばケータイ電話やスマートフォンのバッテリを抜き取って見せたって『なんかの部品』としか呼ばれようがないだろう」や「アキラ*1以外の主人公*2に比べれば部品だと判別出来るだけマシだろう」といった擁護の声がかかっている。で、なぜか全員プラス・マイナスや向きを間違えずにキューブにバッテリーをセット出来るという……。
      • 他の主人公に戦いを申し込むという点も、主人公によっては戦うことなくすんなり仲間になってくれる為、誰にでも戦いを挑んでくるレイ、怒らせると戦いを挑んでくるアキラのような喧嘩っ早いキャラに比べると利口とも言える。
      • 彼を擁護するなら、大半の主人公が「鉄の箱」としかわからないし原始編のキャラに至っては「????」と何なのかすらわかってない。部品とだけわかれば用途が浮かぶので問題ないだろう。で、なぜか全員使い方は分かるという…。

現代編の主人公は、敵の使った特定の技を自分のものにできるという、ラーニングの様な能力を持っている。

西部編 Edit

西部編は町中から素早くアイテムを回収して罠や武器を作り、ならず者を迎え撃つシナリオである。
リアルタイムでカウントダウンが行われるが、FF6と違って、メニュー画面を開いている間は時間が止まっている。


西部編には、銃のピースメーカーバントラインがFF7に先駆けて登場。

原始編 Edit

原始編はまだ「言葉」がないためストーリーはキャラの表情と吹き出しで表現されるというかなり珍しい魅せ方で話が進んでいく。


原始のオディオはジャンプに似た攻撃を使用してくる。


幕末編同様、異様に隠し要素が多く、初プレイではその半分ほどしか気付かないだろう。
FF9に先駆けて合成システムが登場したが、やはり強いアイテムを手に入れるには前知識が必要になる。
「特定のイベントまで進んでから引き返し、何の変哲もない岩に100回話しかけてから特定のアイテムを設置しに行く」なんてイベントも存在するが、こんなのとてもノーヒントでは分かりっこない。
「年代的に古い話から遊んでみよう」という初心者をどん底に叩き落としてくれる。


キングマンモーはゲーム雑誌に掲載されていて比較的有名。

  • 因みに倒すと全シナリオ中最強の攻撃力を誇り、しかも何度でも使える遠距離攻撃アイテムを手に入れることが出来る。

近未来編 Edit

孤児院のオルガンを調べると曲を弾き、ランダムでチョコボのテーマが流れることがある。


近未来編には金のかみかざりサンゴのゆびわが登場。前者は知+の頭装備、後者は水耐性のアクセサリが登場する。

  • ポーションNO9という回復アイテムも登場。
    これの元ネタはおそらく「ラヴ・ポーションNo.9」にFFの回復アイテム「ポーション」を掛けたもの。

中世編 Edit

本作品は異なる時代を舞台にした7(+α)編のシナリオで構成されるオムニバス作品だが、その中でもゲーム後半部分のシナリオである中世編はFF4のシナリオ、特にセシルたちの三角関係をオマージュしたものとなっており、劇中でオルステッド、ストレイボウ、アリシアがたどる運命はセシル、カインローザのもう一つの末路とも言える。
巨悪に打ち勝つために闇の力を捨てたセシルとは逆に、魔王を討つために闇の力(?)を得たオルステッド*3など、二つのシナリオを対比してみるとなかなか面白いかもしれない。

  • オルステッドの容姿は初期FFの戦士に酷似している。特にリメイク版FF1の戦士は金髪にオレンジ鎧とまさにクリソツ。
    セルフパロディの一環だろうか。
  • 髪の色や髪型が、オルステッド⇒カイン、ストレイボウ⇒セシルに見えなくもない。

中世編を題材にした演劇作品「魔王降臨」にてストレイボウを演じた程嶋しづマは、後にDS版FF4でセシルの声を演じている。
裏切る側から裏切られる側へと転身を遂げたと言えよう。


ファンタジー作品の王道とも言える始まり方をした中世編。
システム面も他のシナリオより従来のRPGに近いものとなっている。
しかし中盤にとんでもないどんでん返しが待っていた。


  • 中世編にはアイスヘルムガントレットかわよろいかわのこてかわのブーツ聖水が登場。「ディフェンダー」という剣も登場するが、攻撃力は低く、防具として装備すると真価を発揮する。
    • フレームアーマーも登場するが、強力な防具なのに最終編で入手できないのが悲しい。
    • ユニコーンの角ならぬ「ユニコーンホーン」というアイテムが登場。使うと状態異常を治せる回復アイテムだが、アクセサリとして装備も可能。
    • サークレットならぬ「サーリット」という頭防具もある。
      • サーリットは実在する西洋の「兜」。サークレットとは全然違う。
        ちなみに日本兜から飾り物をほとんど取り払ったような形状。

付録・中世編あらすじ Edit

ルクレチア王国で開かれた武闘大会。多くの戦士が戦っては倒れていく中、決勝戦に残ったのは王国随一の剣士オルステッドと、その親友でありライバルである魔法使いストレイボウだった。
(以下反転)
そして決勝戦が始まろうとしたとき、王から衝撃の言葉が。優勝者には、王女アリシアに求婚する権利を与えるというのだ。
それはつまり、王亡き後の新しい王の座と同じものであった。

 

王国最強の座と次代ルクレチア王の座をかけて正々堂々戦う二人。
勝利したのはオルステッドだった。悔しがるストレイボウだが、負けを認めてオルステッドを優勝者として認めたのであった。

 

その夜、王城ではオルステッドの優勝祝いの宴会が開かれていた。
宴会を抜け出し、城の屋上で愛を誓い合うオルステッドとアリシア。
しかしそんな時、謎の魔物にアリシアはさらわれてしまう。
それがかつて勇者ハッシュに倒されたが長いときを経て復活した魔王の仕業であることを知ったオルステッドは、国民に送られて魔王討伐の旅に出る。
その傍らには自ら同行を願い出たストレイボウの姿があった。

 

そしてかつて魔王を倒した戦士の一人である老いた僧侶ウラヌスの協力を経て、オルステッドは人間嫌いになって山に閉じこもっていたハッシュを説得し、4人で一路魔王が住むという魔王山へ。
見事魔王を倒した4人だったが、ハッシュの口から衝撃的な言葉が。
4人が倒した魔王は偽者で、本当の魔王はまだどこかにいるというのだ。

 

再び魔王を倒すことを決意した4人だったが、その瞬間ハッシュが以前から患っていた病によって死亡。
さらには魔王山を突然襲った落盤により、親友ストレイボウをも失ってしまう。
二人の仇を討つことを決意し、ルクレチアに凱旋したオルステッドとウラヌス。二人は英雄として人々に迎えられた。

 

しかしオルステッドはその夜、玉座の間に佇む魔王を目撃。
戦いを挑み止めをさすが、それは魔王に姿を変えられていた王であった。
王殺しの汚名を着せられ投獄される二人。
しかしウラヌスが自身の命を犠牲にしてオルステッドを逃がし、オルステッドは一人魔王山へ登る。

 

数々の強敵を倒し、魔王山の隠し部屋を見つけ、山頂へ登るオルステッド。
そこに待っていたのは死んだはずのストレイボウであった。
彼はハッシュが死んだとき魔王山の隠し部屋に気付き、魔法で落盤を起こして自身が死んだように見せかけ、山頂に登っていたのだ。
以前からオルステッドに嫉妬心を抱いており、彼を激しく憎んでいたことを告白するストレイボウ。
魔王山の魔力で更なる力を得て狂い果てたストレイボウはオルステッドに襲い掛かってくる。

 

辛くもこれを撃退したオルステッドだが、山頂にはアリシアが佇んでいた。
ストレイボウに心移りしていたアリシアは、オルステッドを呪いながら自殺してしまう。
全てを失い絶望に心を捕われたオルステッドは、自身こそが新たなる魔王と成り、人間たちに復讐することを決意するのであった・・・。
完全なバッドエンドである。


リメイクFF4の追加シナリオの竜騎士の試練は中世編のさらなるパロディといえる。
最初はあらぬ汚名を着せられるというオルステッド側の立場に立ちながら、最後には親友を裏切るかどうか問われるというストレイボウ側の立場にも立つことになる。
もしもストレイボウが一歩踏みとどまったらこういう展開になっていたと考えると興味深い。


もはや中世編は、まともな人間がオルステッド、ウラヌス、ハッシュ、国王の4人くらいだろう。

  • 他は、最期までオルステッドを信じた町の少年くらいか。しかし彼を庇った不敬罪により親共々惨殺されたらしい…。ハッシュが人間不信になった原因が何なのか窺えるだろう。

ウラヌスは最初からほとんどの魔法が使えるというところと成長性は皆無というところはFF4テラ&フースーヤっぽいが人物像はほぼFF4のミシディアの長老である。
ミシディアの長老と違って、オルステッドを助けて最後死ぬが、ストレイボウのせいでオルステッドと共に国王殺しの罪を被り拷問を受けて苦しみながらも「オルステッドよ、人間を恨んではならん!」と言えるウラヌスさん、立派過ぎです!本当にストレイボウには、ウラヌスさんとハッシュさんの爪の垢をのませてやりたい!!


中世編は世界観がドラゴンクエストのような剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーとなっており、魔王にさらわれたお姫様を、勇者が仲間たちの力を借りて助けるというのがストーリーの骨子となっている。
さらにはライブアライブでは珍しく「ランダムエンカウント」、「主人公が(ドラクエなどのRPGのように)喋らない=主人公はプレイヤーの分身」という、初期のRPGの雰囲気を色濃く反映させたシナリオとなっている。
それだけに「古き良き昔のRPGの常識を覆す」中世編最終盤の衝撃は大きく、その展開をきっかけに突然「主人公が喋り出す」ことになる。
それは今までの「主人公=プレイヤーの分身」から、「主人公≠プレイヤーの分身」になってしまったことを意味している。


今までのシナリオは「おしまい」や「THE END」といった完結を意味するフレーズで締め括られるものの、この中世編は「TO BE CONTINUED‥」というしっくり来ないフレーズで終了してしまう。
是非ともこのシナリオの続きを確かめるべく、最終編でオルステッドを選びたくなるところだが、更なる悲劇が待ち構えている。
なお、取り返しが付くよう、中世編のラスボスとの対決のデータを別のセーブ箇所に記録しておくことを強くオススメする。

最終編 Edit

それぞれのオディオを倒した世界を生きるオルステッド以外の主人公達は、もう一人のオディオの手によって異世界へ連れてこられてしまった。
自分達の世界へ帰るべく、主人公達は最後の戦いに向かう。


中世編でアイテムを取らずにおくと、最終編で同系統の別アイテムとして入手できる。
FF6のナルシェ炭鉱などの宝箱を思わせるシステム。


最終編は、パーティのレベルによって雑魚敵の強さも変動していくシステムが採用されている。

  • FF8のようにずっと同じ敵が出現してそいつのパラメータが上がっていくシステムではなく、どちらかと言うとロマサガのように強い敵に入れ替わっていくタイプ。

最終編には、最強の刀としてムラサメが登場。


グラシャラボラスというザコ敵が登場。FFとは違い、巨人ではなく鵺のような和風デザインのキメラモンスター。

  • ダイダロスという敵もいるが、こちらはなぜか侍の姿である。
  • イシュタールという敵もいる。アスタロートと元ネタは同じ。…本作では男とも女ともつかない蛇人間だが。
    • イシュタルとアスタロトを同一と言われると、バハムートとベヒーモスは同じ、に近いものを感じる…

最終編に登場する世界滅亡エンディングは、クロノ・トリガーに受け継がれた。


最終編は絶望的な状況で開始するが、最初にエンカウントした通常戦闘において感じるかすかな希望を信じ、最後まで突き進んでほしい。
プレイヤーが選んだオルステッド以外の主人公と同じくして各地に飛ばされたもう6人の主人公との出会い、時には別れ(二軍落ち)を味わい、その果てに見事黒幕を撃破した暁には、FF6のED曲を彷彿させる各主人公のテーマ曲が散りばめられた華々しいEDを見ることが出来るだろう(逆に全員と会わないと遺影にすらならずプレイヤーが選んだ主人公のテーマ曲しか流れない地味なEDになるので注意)。

最終編・オルステッド Edit

オルステッドを主人公にすると、他の主人公は異世界へ連れて行かれることはない。しかし……
(以下反転)
なんと異世界に連れて行くどころか、負ける前のオディオを操作して各編の主人公達を倒していくという、プレイヤーが悪となって正義?を粉砕するという珍しい展開が始まる。

  • 頭部を割られるというHP0状態のグラフィックが切ないSF編のキューブ辺りは倒すのに結構来るものがあるだろう。
    • あと、泣いて倒れる原始編のゴリも……。
  • オルステッド以外を主人公にした場合はオルステッドがラスボスになり、オルステッドを主人公にした場合は他の主人公を倒すべく(他のシナリオの)主人公がラスボスになる。
  • ラスボスが主人公の誰かであるという構図はいずれのキャラクターでも変わりなく、それが意味する所は本作の最も重要なテーマなのであった。





*1 近未来編の主人公。ロボットが珍しくない世界を生きる彼はきちんとこのアイテムを「バッテリー」と認識する
*2 原始編の主人公、ポゴに至っては「????」というアイテム名で管理する。その他のキャラは「鉄の箱」と呼ぶ
*3 オルステッドの最強技である「デストレイル」は悪属性である